業界屈指の買取実績を誇るネクステージですが、良い口コミと悪い口コミが二極化しています。
特にネット上では「ネクステージはひどい、やめた方がいい」という辛辣な意見が目立っているため、査定依頼をするか迷っている方も多いのではないでしょうか。
しかし冷静に見ると、良い口コミやメリットも確認できました。
この記事ではネクステージの買取に関する悪い評判の真相を分析し、利用するメリット・デメリットを解説します。

自動車販売店で働く筆者がネクステージの特徴をわかりやすくお伝えします。


ネクステージに対してはさまざまな意見がありますが、中には憶測や悪質なうわさも混ざっているのが実情です。
とはいえ実際は、高額査定に満足している声も多数ありました。さらに面倒な交渉が不要な「フルスイング買取」の仕組みも評価されていますよ。
車買取を迷っている方はこの記事を参考にして、ネクステージの評判に対する疑問を解決してくださいね。


- 中間マージンが発生しないので高価買取が可能
- 交渉なしのフルスイング買取が便利で早い
- SUVや輸入車の買取に強い
- 契約後の減額・返車はされない
- ノウハウが確立しているため安心感がある
- 査定額保証は最大10日間程度しか猶予がない
- 店舗やスタッフごとの対応力に差がある
- 再査定で減額される恐れがある
- 0120-979-555から何度も電話が掛かってくる


ネクステージとは


ネクステージの概要 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社ネクステージ |
対応エリア | 全国 |
店舗数 | 345店舗 |
査定方法 | Web・店舗・LINE |
特長 | 『納得価格を一発表示』のフルスイング買取で高額買取を実現 |
URL | https://www.nextage.jp/kaitori/ |
ネクステージは中古車販売・買取・自動車整備・輸入車正規ディーラー、保険代理店業など、車に関するあらゆるサービスを提供している名古屋発の企業です。



ネクステージといえば東証プライム上場で、売上高5,500億円を誇り、年間販売台数は15万台以上ともいわれています。※2025年現在
後述する中古車業界を震撼させたビッグモーターの不祥事や社内不正の逆風を乗り越えて、2024年には売上高が約5,527億にまで急成長しました。
- 東証プライム上場の業界屈指の大手中古車店
- 全国47都道府県すべてに店舗を構えている身近な存在
- 業界トップクラスの在庫数を誇り、全国で共有在庫として管理
- SUVや輸入車に注力したコンセプトショップを運営
- 駆け引きなしで初回から高額査定を出している
一般人からみた中古車は、“価格”の正当性がわからないものです。
ネクステージはユーザーの中古車業界に対する不安を理解しているため、資格保有者による査定額保証や契約後の価格厳守を掲げるなど、信頼獲得に向けた取り組みを積極的に行っています。
安心感と積み重ねた実績をもとに、「お客様に最も愛される企業」を目指して幅広いサービスを提供しています。
ネクステージはひどい、やめた方がいいという口コミの理由・原因は?
ネクステージの評判を調べて、「ひどい」「やめた方がいい」といった否定的なコメントを目にしたことがあるかもしれません。
このようなネガティブな口コミが寄せられる主な理由には、以下の4つが影響していると考えられます。
口コミサイトや知恵袋では厳しい意見が飛び交う中、実店舗への口コミにはサービスに満足している意見のほうが目立ちます。
なぜネクステージはここまでの賛否両論を呼んでいるのか、詳しく解説します。
保険不正請求などの不正・不祥事で不信感がある
2023年、ネクステージでは自動車保険の不正請求が相次ぎ、金融庁が立ち入り検査を行いました。
ネクステージの従業員が友人らの名前を利用し、保険契約を捏造していたとのこと。重大なコンプライアンス違反として連日ニュースに取り上げられていました。



筆者も業務で保険を取り扱いますが、契約詳細をしっかり確認する人は少数です。
任せきりだからこそ悪用しやすく、不正も発覚しにくいと実感します。
問題が起こった背景としては、営業スタッフの評価や報奨金に直結する制度・ノルマ達成に向けて店舗全体で不正を容認した風潮などが報告されています。
これを踏まえてネクステージでは以下の4つの仕組みを取り入れて、保険不正再発防止に真剣に取り組んでいます。
- 報奨金制度の廃止とチーム制導入:個人ノルマの廃止とチーム制で複数人によるチェック機能を確立
- ガバナンス強化:コンプライアンス体制の見直しを行い、法令順守の徹底を目指す
- 不正検知が可能なシステムを導入:保険契約や請求処理をデジタル化し、システムによる不正検知を実現
- 自主調査:自社調査を実施し問題を明るみにして関係保険会社や当局へ報告。社員への研修・教育も実施
ネクステージで重要な不祥事が起こったのは事実です。
一部メディアでは金融庁が保険業法に基づく行政処分を科す方針との報道もありますが、真偽は定かではありません。
今のネクステージは、明確な対策を講じて他社よりも健全化に向かって改革を行っている途中だといえるでしょう。
営業が強引・怖いという噂が広がっている
ネクステージの口コミを調査していると、営業スタッフからの強烈なアプローチに戸惑うコメントが見られました。
中には悪質なものもあり、このような一部の悪評が「ネクステージ=怖い」というイメージを強くしていることが伺えます。
- 相場以上の概算査定だったので来店したら、「この値段では買取れない」と減額された
- 曖昧な返事を口頭契約とみなされ、キャンセルでトラブルになった
- 車のカギを預けたらなかなか返してもらえなかった
- 高圧的な接客や商談のドタキャンなど対応が極端に悪い
有名な口コミサイトでは上記のような書き込みが多く、知恵袋では「やめた方がいい」という意見が目立ちます。
一方でGoogleマップなどの実店舗評価は高く、数百の口コミを集めながらも☆4以上を保っている店舗がほとんどです。
その中には「高く買取ってもらえた」「満足できる良い対応だった」といった意見が多く、顧客を獲得していることがわかります。
中古車買取は多くのライバル業者と競い合って、お客様に車の売却先を決めてもらうサービスです。
一部スタッフが「他社より早く良い条件を」という気持ちで焦り、過度な営業活動へと繋がっているのだと考えられます。
高額査定がされにくい
ネクステージでは「高額査定はされにくいから避けるべき」という意見も見られます。
このような意見が挙がるのは、買取車両を自社販売する仕組み特有の理由があります。
- 会社方針で在庫にほしい車種・グレードでなければ相場より低くなりやすい
- 在庫がだぶついている車種は買い渋る
- 中古車としての商品価値が低い車は査定も厳しい(低年式・過走行など)
- 営業トークで囲い込みを図り、他社と十分な比較ができなかった
ネクステージでは買い取った車を自社販売することに重点をおいているため、中古車相場と社内在庫の2つの要素が買取額を左右する傾向にあります。



いくらで値付けするかを意識した買い取りをしているようです。
逆に言えば、ネクステージが売りやすい・在庫に欲しい車種やグレードの場合は、他社より高額な査定が出やすいともいえます。
車買取は時期やタイミング、買取業者の販路や販売戦略によって査定額が異なってくるのは自然なことです。
そのため必ずしも「ネクステージの査定は安い」わけではありません。
悪い口コミが目立ってマイナスな印象が根付いている
この記事を読んでいる人の多くが「ネクステージで車を売って大丈夫か」という疑問を持っていると思います。
世間にこのような不安が浸透したのは、ビッグモーター事件を筆頭に中古車業界に対する不信感、ネクステージ自身の不祥事や一部の強引な営業活動が、世間に根付いてしまったためだと考察できます。



実際、筆者の知人にネクステージの印象を聞いたところ「詳しくは知らないが、なんとなくヤバい会社」と思っている人が大勢いました。
しかし、ネクステージのすべての取引で問題が起きている訳ではありません。
大満足して契約する人もいればリピーターになる人も大勢いるため、マイナスな印象がSNSや口コミサイト発信で一人歩きしている節もあります。
ネクステージの悪い評判・口コミ


ネクステージを検討している人にとって、悪い評判・口コミは特に気になると思います。
実際にXにポストされているネガティブな口コミを要約すると、以下の通りになりました。
『ネクステージはひどい、やめた方がいいという口コミの理由・原因は?』でも解説した通り、強引な営業や雑な対応に悪い口コミが寄せられています。
どのような事例が挙げられているか確認し、自分の取引の役に立ててください。
悪い評判①:対応に不信感がある
重要な確認事項が多い車買取において、スタッフとのやり取りで「不安を感じた」といったコメントが見られました。



大切な車を手放すのですから、最後まで誠実に対応してほしいですよね。
このような気持ちと相反する対応をされると、不信感を感じてしまうのは仕方ありません。
特にネクステージは業界屈指の人気店のためか、営業スタッフも過密スケジュールで対応に当たっている様子が口コミに寄せられていました。
このような商談に対する余裕のなさが、不十分な説明と高圧的な接客態度に表れているのかもしれません。
悪い評判②:しつこい電話営業が多すぎる
ネクステージで車査定を依頼すると、直後から頻繁に電話営業がかかってくる話は有名です。
1時間で10件以上の着信とSMSを受信したというケースもあり、営業電話が苦手な方にとって大きなストレスになっているようです。



以前、筆者がN-WGNで一括査定を利用した際にネクステージも含まれていましたが、酷い営業電話はありませんでした。店舗や担当者によって頻度は異なるのだと思われます。
このような度重なる営業電話が苦手な方は、以下の記事で紹介した電話なし・メールのみの車一括査定サービスがおすすめです。


悪い評判③:査定額に納得できない・安すぎる
ネクステージの査定額が安い、ディーラー下取額と差がほとんどないといった査定に対する不満の口コミも多く見られました。
もちろん査定額の高低は車両の条件によって異なるため、一概に相場より安い・高いを評価しにくい点はあります。
しかし、一般的に安い値が付くことで知られるディーラー下取額と同等となると、ユーザーが不満に感じるのは仕方ありません。
このようにネクステージの査定で満足できなかった場合は、複数の買取業者に対して一括で査定依頼ができる中古車一括査定がおすすめです。
一括査定サービスにはそれぞれ特徴があるため、自分のスタイルに合いそうなサービスを選ぶと良いでしょう。


ネクステージのデメリット


ネクステージを利用するデメリットには、以下のような内容が考えられます。



もちろん素晴らしい対応をするスタッフもたくさんいるからこそ、業界屈指の実績を誇る会社に成長しているともいえます。
中間マージンが発生しないネクステージでは、車の知識がある人、交渉が楽しめる人・自分の意思をはっきりと伝えられる人は高値買取が狙える可能性があります。
ネクステージの仕組み・利用者の体験談を分析したデメリットをチェックして利用を検討しましょう。
査定額保証は最大10日間程度しか猶予がない
ネクステージでは査定額を一定期間保証する制度があり、相場変動による悪影響や査定時の見落としが原因で生じる減額を防ぐことができます。
利用者側にメリットが多い保証制度ですが、設定期間が最長10日間と短く、その間に売却の有無を決めなくてはいけません。
車を売るかはっきり決まっていない場合や、手放す時期が先になる人、複数社と時間をかけて商談したい人には窮屈に感じる恐れがあります。
さらに、査定時には判明しない隠れた瑕疵(エンジンや足回りなど一見してわからない不調)は保証対象外になるため、100%の安心はできません。



とはいえ、中古車相場は刻一刻と変動する市場です。相場が下落する可能性が高いため、利用者にとっては利点のほうが多いですよ。
ネクステージでは安心して検討できるように、引き渡し場所・還付金の有無・査定額の有効期限を明記した「金額提示カード」を渡しています。
タイトな制限時間と完全な査定額保証ではないものの、手元に安心感が残る査定を心がけているのが伝わります。
店舗やスタッフごとの対応力に差がある
ネクステージの口コミを分析すると、全体評価は良好なものの、一部スタッフや商談において不満を感じる“接客のムラ”が生じていると考えられます。
たとえば、ネクステージ大高店の評価の比率をみると、約1,500件の口コミに対して☆1〜2の低評価の割合は10%以下です。※執筆現在
口コミ件数からもわかる通り、ネクステージの利用者数は桁違いです。
つまり悪い評価をつけた人が全体の10%以下でも、人数だけで見ると非常に多い数になってしまいます。
確かに対応が悪いスタッフを引き当ててしまう可能性はあり得ます。
しかし、そのようなリスクはどの買取店を利用しても同じですから、過敏になる必要はないと筆者は考えます。
再査定で減額される恐れがある
ネクステージは契約後の査定減額を行わないことを宣言していますが、概算査定後の来店時・本契約前に「難癖をつけて減額された」という証言が確認できました。
減額の理由には「よく見たらキズが酷かった」「やはり相場より高値で買い取れない」など様々あります。
- 来店査定時の減額:高額の概算査定で店舗に呼び、後から相場並み~相場以下の価格に変更してくる。
- 即決を急かす:「他社への査定をしないで」「今日決めて」などの条件で高額を提示、断れば減額される。
- 契約前後の減額:本査定時に気づかなった内部の不調を理由に減額される
特に多いのは来店時の本査定で減額されるパターンです。
契約前なので断れるものの、帰れないように車のカギをなかなか返してもらえなかったり、強い営業をかけられるなどして苦しい思いをした人も多いようです。
一括査定時は他社との比較が容易ですから、あまりにもかけ離れた高額査定が出されたら注意したほうが良いでしょう。
0120-979-555から何度も電話が掛かってくる
ネクステージの車買取コールセンター番号の「0120-979-555」など、0120から始まる番号から何度も着信があったと戸惑いの声が多く見られます。



一般的な車買取店の連絡頻度は1~2回の着信とSMSが1通くらいですが、ネクステージは繋がるまで何十回とかかってくることも。
はっきりと断わらない限り、時間をおいて何度も営業電話がかかってくるケースもあります。
ネクステージを利用する際は積極的な営業活動に遭うことを想定して申し込むこと、そして売却しないと決めたらはっきりと断ることが大切です。
なお、担当者によっては連絡方法をメールなどに切り替えてくれる場合もあります。
商談を進める際は、ご自身にとって都合の良い連絡方法を指定するようにしましょう。
ネクステージの良い評判・口コミ


ネクステージには悪い評判以上に良い評判・口コミが大量に寄せられています。
ここではネクステージを利用した感想によく書き込まれている良い口コミを理由と合わせてご紹介します。
良い評判①:買取査定額に満足・高い査定額がついた
ネクステージで査定した結果、他社より格段に高い価格で買い取ってもらえたという喜びの口コミが多数ありました。
一般的な中古車買取では買い取った車を業者向けオークションに出品して差額で利益を得ることが多いですが、ネクステージでは業者を介さず店頭で中古車として販売します。



全国350店舗以上の販売先を持ち、自社工場での整備も可能。
社内完結の仕組みで高価買取を実現しています。
さらに昨今の中古車人気も相まって、人気車種・高年式車は特に積極的な買取を行っています。
条件によっては驚くような高額査定が飛び出すことも珍しくありません。
良い評判②:状態が良くない車も買い取ってもらえた
ネクステージでは廃車寸前の車にも値段がついたり、好条件で引き取ってもらえるケースがあります。



これはネクステージが年間15万台の中古車を売る、超強力な中古車販売店ということが関係しています。
大手中古車販売店として高い集客力を持つネクステージには、新車に近い車を求める人も居れば、できるだけ安い車が欲しいという人も来店します。
このような幅広いニーズに応えるためには多種多様な商品を揃える必要性があります。
商品ラインナップの魅力を高めるために、安価で売りやすい廃車寸前の車も査定しており、嬉しい価格が付くことがあります。
良い評判③:対応・手続きがスピーディー
ネクステージは、査定から買取までの対応がスピーディーかつ丁寧という口コミが多数寄せられています。



残債のある車や所有権が使用者以外にある車の買取りは、必要な手続きも増えますし複雑です。
そんな場合もネクステージなら買取金での残債支払い手続きや、所有権解除手続きの代行処理も可能なので、心強い存在となってくれます。もちろん査定結果に影響はありません。
売却したい車が訳アリでも、ネクステージなら的確なアドバイスと迅速な対応が期待できるでしょう。
ネクステージのメリット


自社一貫サービスのネクステージは、効率の良い買取体制と中間マージンを省いて査定に還元する仕組みがメリットに繋がっています。



面倒な交渉なしで高額査定を提示する仕組みが好評です。
駆け引きが苦手な方にはありがたいですね。
ネクステージの仕組み・利用者の体験談をもとに分析したメリットをチェックして、愛車売却時に有利になるように利用しましょう。
中間マージンが発生しないので高価買取が可能
ネクステージは買取った車を直営店で販売するダイレクト販売を採用。オークションや仲介業者を介さない売買なので、中間マージンが発生しません。
一般的な買取店であれば中間マージンを加味した査定で利益を確保しますが、ネクステージの場合はその必要がないので高額買取が実現しています。
さらに全国各地に店舗を構えているため、地域のニーズに応じた車を配置して回転率を上げることにも役立っています。



高値で買い取ってもどんどん売れるので、積極的な買い付けができます。
業界屈指の集客力と販売力、購買力はネクステージの大きな強みといえるでしょう。
交渉なしのフルスイング買取が便利で早い
フルスイング買取とは、面倒な駆け引きなしで最初から限界価格を提示するネクステージ独自の査定額提示方法です。



ただし、即決を条件に買取額の値上げを提示された人もいます。
状況によっては必ずしも限界価格というわけではないので注意です。
- 経験豊富なAIS資格者が車の価値を正しく判定
- 新店舗や市場活性化に伴う中古車の在庫不足
- 直営店による全国各地の販売網
中古車買取では査定額提示後に値上げ交渉を行うのが通例で、納得できる買取額を提示してもらうには時間と労力が必要です。
そんな他店での駆け引きに疲れたユーザーからネクステージのスピーディーな査定は好評で、安心感もあると肯定的な意見が多く見られます。
SUVや輸入車の買取に強い
ネクステージでは中古車販売や買取業以外に、輸入車正規ディーラー・中古輸入車店・SUVに特化したSUV LANDを展開しています。
輸入車・SUV全般に造詣が深い点、買取車の販売販路を広く確保できている点から、他社より輸入車・SUVモデルの買取に意欲的だと言われています。



特に高値買取が難しい輸入車を売りたいならネクステージがおすすめ。
関連店舗の中古輸入車専門店ユニバースと一緒にチェックしてください。
SUVもまだまだトレンドの渦中にあって市場が熱いので、これらの車を手放す際はネクステージへの査定を検討してみてください。
契約後の減額・返車はされない
ネクステージでは契約後の買取額の減額や、契約破棄による返車は行っていません。
中古車買取店の中には、車を引き渡した後に「改めてチェックしたら想定したより状態が悪かった」などの難癖をつけて減額を提示する悪質な業者がいます。



これは査定ミスであって、本来であれば利用者に落ち度はありません。
しかし業者側が支払いに応じないため、大きなトラブルに発展するケースがあります。
ネクステージの場合は口コミを調査しても、契約後の理不尽な減額・返車トラブルは見つけられませんでした。
契約前の査定額保証も相まって、ネクステージでは提示金額を守る意識がしっかりしている安心感があります。
ノウハウが確立しているため安心感がある
ネクステージ公式サイトに公開されている詳細な相場表からもわかる通り、同社には膨大な買取データと実績があります。
さらに査定スキルを証明するAIS中古車検査検定取得者が在籍しているなど、車の正しい価値を算出するための組織づくりも行われています。
AIS中古車検査検定とは外装・内装・履修歴・機構など最大324項目を統一基準に沿った正しい評価ができるかをテストするもの。取得することで公平・公正な検査技術を身につけていると証明します。
中古車の価値は一般人にはわからないため、安心感と根拠を持って買取ってくれる業者を選ぶことが大切です。
ネクステージと他の買取サービス比較
ネクステージほどの規模になると、競合店が多数存在します。
ここでは同じく全国展開しているガリバー・WECARS(旧ビッグモーター)と比較してみましょう。
項目 | ネクステージ | ガリバー | WECARS |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
店舗数 | 345店舗 | 約460店舗 | 約250店舗 |
査定方法 | 出張査定 店舗査定 | 出張査定 店舗査定 ドライブスルー査定 | 出張査定 店舗査定 |
オリコン 車買取会社ランキング 【総合】※ | 9位:74.0点 | 12位:72.9点 | 圏外 |
特徴 | 駆け引きなしで限界価格を算出する、フルスイング買取が好評 | 国内最高レベルの店舗数と販売網を持つ | 他店が高ければ価格相談に乗ってもらいやすい環境 |
買取契約後のキャンセル | 不可 | 不可 | 引き渡し後翌日までは 可能 |
廃車・故障車の買取 | △: 廃車の場合は費用が発生/引取りは可能 | △: 廃車の場合は費用が発生/引取りは可能 | △: 廃車の場合は費用が発生/引取りは可能 |
JPUCの加盟 | ○ | ○ | ○ |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※参照:【最新】車買取業者 オリコン顧客満足度ランキング|中古車買取おすすめ・クチコミ比較
サービス内容もよく似た3社ながら特筆すべき点は、オリコンの顧客満足度調査において、ネクステージはトップ10にランクインしていることでしょう。



ちなみに1位オートバックス・カーズの77.5点。ランキングは9位ですが、得点では僅差です。
厳しい口コミが浸透しているネクステージですが、実際に利用した方からは商談に満足していることが十分に伝わるのではないでしょうか。
ネクステージで車買取してもらう流れ
ネクステージで車買取をする際の代表的な流れは以下の通りです。
愛車査定時に参考にしてください。
車両情報をもとに、電話にてオペレーターから概算査定を教えてもらいます。
洗車や車内清掃などをして、車をキレイにしましょう。
査定士からの印象が良くなって結果に良い影響を与えることがあります。
店舗査定や出張査定で正確な査定額を算出してもらいます。
修復歴や修理歴がある場合は正確に伝えることで、後からの減額トラブルを防ぐことができます。
結果はすぐに提示されるので、査定額をもとに他社と比較するのはもちろん、すぐの売却も可能です。
引き渡しと手続き完了後、3営業日から1週間程度で車両代金が振り込まれます。
契約時に振込時期を確認しておくと安心です。
ネクステージでよくある質問
ネクステージを利用する際に感じやすいよくある質問に回答します。
車の査定にかかる時間は?
ネクステージで車査定を依頼する場合、査定時間は15~30分程度と案内されています。
ただし、査定前のヒアリングや車両情報の共有、金額に対する説明などを含めると1時間前後を確保して来店すると良いでしょう。
車種や車の状態によっては査定に時間を要する場合があります。お急ぎの方は、来店前に相談しておくことがおすすめです。
廃車・故障車は買取できる?
ネクステージでは廃車・故障車でも査定は可能です。
価値がないと思った車でも買取実績が豊富なネクステージなら、価値を見出すことができるかもしれません。
ただし廃車・故障者の場合、ネクステージのような商品化が目的の中古車買取店より、リサイクルや輸出を目的とした廃車買取の方が高値がつきやすい傾向にあります。車のコンディションに合わせて上手に使い分けましょう。
おすすめの廃車買取は以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてください。
【廃車買取の記事が公開されたら】
電話営業はしつこい?
ネクステージの営業電話のしつこさは利用者によって感じ方が異なります。
「何度もかかってくる」「いい加減にしてほしい」と辛辣な意見もあれば、「希望に応じて融通を聞いてくれた」と柔軟な対応に感激している口コミも多く見られます。
担当者によって対応方法が大きく異なること、利用者側がはっきりと希望を伝えていることも影響していると思われます。
ネクステージは電話がしつこいと有名ですが、必ずしも電話ラッシュに苛まれるわけではありません。
不祥事後の再発防止策は実施済み?
ネクステージでは過去に自動車保険契約の捏造や、ロゴマークの無断使用などの不祥事が発生しましたが、現在ではコンプライアンス遵守に向けた社内改革が進められています。
ネクステージでトラブルを避けるにはどうすればいい?
ネクステージで買取トラブルを避けるには以下を心掛けましょう。
- 査定額保証の条件や保証内容を確認する
- 曖昧な返事はしない
- 契約前キャンセルの条件を確認する
- 電話査定だけで判断せず、複数社と比較する
- 査定詳細を確認し、愛車の重要な特徴を自身でも把握する
- 契約書の内容をしっかり確認する
ネクステージの無料査定はスピーディーな対応が強みですが、査定時・契約時の確認不足や行き違いでトラブルになるケースがあります。
特に契約後のキャンセルは難しいので、契約内容を入念に確認するように心掛けてください。
ネクステージとビッグモーターの違いは何?
そもそもネクステージとビッグモーターはライバル関係の別会社です。
ネクステージは東証プライム市場に上場して経団連にも加盟しており、2024年度には売上高業界トップに輝いた企業です。
しかし、同社の重大な不正が発覚した2023年はビッグモーター事件もあって業界全体が逆風に晒されていた上、当時の代表締役社長がビッグモーターの幹部出身でした。
そんなことも相まってネット上を中心に「ネクステージはビッグモーターと同じ風土」「同じ会社なのでは」という噂が広がり混乱を招いたとされています。
まとめ:ネクステージの評判は概ね良好!悪い口コミもあるが限定的
ここまでネクステージの評判に関する口コミを紹介し、ひどい・やめた方がいいと言われる理由についてまとめました。
- 過去の不祥事に対する不信感・強引な営業活動・雑な対応が悪評の原因
- 現在では不祥事を踏まえた、具体的な再発防止対策が取られている
- 悪い口コミは全体の1割程度で、他はおおむね満足がいく取引
- 査定の感触は車種によって異なるため一括査定などを併用すると良い
- 契約条件をしっかり確認し、曖昧な返事を控えることでトラブルを避ける
業界最大手の会社というのもあって、良く評判も悪い評判もたくさん寄せられているネクステージですが、総合評価としては迅速で丁寧な対応に多くのユーザーが満足しています。
しかし、売却する車の条件は一台一台異なるため、全ての人がネクステージの査定やサービスに満足できるとは限りません。
ネクステージへの評価には賛否両論ありますが、決して怪しい会社という訳ではありませんから、上手く活用して自分が有利になるように車の売却を進めていきましょう。