廃車買取おすすめランキング!故障車・事故車を売るならどこがいい?【2025年最新版】

廃車買取おすすめランキング!故障車・事故車を売るならどこがいい?【2025年最新版】

廃車買取は、ディーラーや買取店で売れなかった故障車・事故車でも現金化できる可能性があり、行政手続きやレッカーまで任せられます。

しかし、廃車を専門に扱う買取店は多いため「どこの業者がおすすめ?」「どんなトラブルがある?」と気になる方も多いかと思います。

この記事では安心して廃車買取を任せられる業者選びのポイントや依頼するメリットを詳しく解説します。

車コラム編集部

正規自動車ディーラーで働く筆者が初心者にもわかりやすく解説します。

ディーラーで下取不可、あるいは有料で引き取りと言われた方も、諦めずに廃車買取に査定依頼をしてみましょう。

高値査定がついた実績が多数あるので、ぜひこの記事を参考に検討してください。

目次

廃車買取業者の選び方のポイント

廃車買取業者の選び方のポイント

廃車買取業者を選ぶ際は、必要な説明や疑問解決を積極的にしてくれる業者に依頼するようにしましょう。

適切な業者を選ぶことで、トラブルを避けて良い条件で手続きを進められます。

業者選びを面倒に思わず、丁寧に比較検討することが結果的にスムーズな取引への近道となります。

明確な料金体系を掲げているか

明確な料金体系を掲げる業者に依頼することで、査定額と実際の買取価格のギャップをなくすことができます。

車コラム編集部

高額で売却したつもりが、後出しで諸費用を引かれて、いつの間にか相場以下の価格に……という事態もあり得ます。

優良業者は諸費用がすべて無料というパターンが多く、明朗な料金と仕組みで買取を行っています。

もちろん諸費用は買取額からカットされていると想定できるため、一概に高価買取できる業者とは言い切れません。

しかし料金体系が明朗だと、安心して取引がしやすい業者であることは間違いないため、相見積もりや比較対象として候補に入れると良いでしょう。

還付金の詳細や買取金額の根拠を説明してくれるか

信頼できる廃車買取業者は、利用者に不安を感じさせないようにしっかりと説明をします。

もっともわかりやすい例が「還付金」の存在です。

車の廃車手続きを行うと、自動車税や重量税、自賠責保険が還付される仕組みがあります。※自動車税は普通車のみ

廃車買取で算出される査定額は、車両買取価格に各種還付相当額を合算して提示するのが普通なため、査定額の内訳と値付けの根拠を詳しく説明してくれる業者が好ましいとされます。

廃車買取で算出される査定額
= 車両買取価格 + 各種還付相当額を合算して提示

車コラム編集部

還付金の具体的な額を提示せずうやむやにする業者や、手数料と相殺して業者が取り込んでしまう事例もあります。

一方で、本来であれば後日受け取りになる還付金を買取業者が立て替えて、先に全額を支払ってくれる良心的な業者もあります。

業者を選ぶ際は査定額を比較しつつ、お金に対する対応力や透明性をチェックするのが大切といえるでしょう。

オークションや海外輸出など複数の販路を持っているか

廃車買取業者は各々が持つ販路を活かして、買い取った車の利益化を図ります。

つまり、利益化する手段と販路が多い業者ほど、高値で車を買取れる余裕あるといえます。

例えば自社オークションを持つ業者は自社の仕組みを使って低コストで販路を拡大し、中古車販売店やリサイクル業者に高価で売却できる可能性を高めています。

また、国内では全く価値がない車でも、海外のさまざまな国の需要を見極めて中古車・中古パーツ・金属資源として輸出できる可能性があります。

車コラム編集部

リサイクル業を兼務している廃車買取や、リサイクル業者と複数提携しているところも強いですね。

高額査定に自信がある業者は、ホームページ上などで買取価格の根拠を紹介しているので参考にすると良いでしょう。

評判や実績は十分か

大切な車とお金、個人情報を預ける廃車買取を選ぶ際は、第三者からの評判や口コミ、買取実績が重要です。

自社のホームページ上で公開している情報のほかに、有名な口コミレビューサイトやSNS、マップアプリなどを利用して口コミを必ずチェックしましょう。

車コラム編集部

口コミを見る際は具体的なトラブルが書かれていないかチェックします。

返信機能があるSNSではお店側がどんな返事をしているかも重要です。

口コミには双方に事情があるため、参考程度にとどめるのが良いと筆者は考えます。

しかし、あまりにもネガティブワードが連発していたり同じような不満が複数書き込まれている業者は、問題を抱えていることがほとんどです。

特に「レスポンスが悪い」「手続きに時間がかかる」「説明不足」などが乱立している場合は注意が必要です。

トラブルの原因を避けてスピーディーな買取を行いたい方は、避けた方が無難でしょう。

廃車買取おすすめランキングTOP10!故障車・事故車を売るならどこがいい?

前述した廃車買取の選び方をもとに、おすすめの業者を10社ランキングでご紹介します。

いずれも故障車・事故車などのコンディションが悪い車でも0円以上の価格で引き取ってくれる頼もしい業者ばかりです。

各社の特徴を参考にして、愛車の条件に最適な廃車買取を探してみましょう。

1位:カーネクスト |レッカーで全国無料引き取り!廃車手続きの代行も全てお任せOK

カーネクストのオリジナル画像
カーネクストの概要
運営会社株式会社 カーネクスト
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法Web
特長事故車や水没車など、どんな車でも買い取ってくれる
URLhttps://carnext.jp/
メリット
  • どんな車でも0円以上で買取り
  • 廃車手続きの代行費用が無料
  • 全国どこでも無料で引き取ってもらえる
デメリット
  • 口頭合意が契約とみなされるケースがある
  • 何度も営業電話が掛かってくることがある
  • 契約後に減額されるトラブルがある

全国に買取網を張り巡らせているカーネクストは、どんな車でも原則0円以上で買い取ることを掲げている有名廃車買取です。

電話のみで最終的な買取金額が確認できるため、他社と比較したいときも便利でしょう。

車コラム編集部

カーネクストは直営店はなく、提携している業者を派遣して買取を行う仕組みです。そのためトータル的な対応力には少しムラがある印象です。

全国規模の大きなサービスだからこその安心感、国内外に幅広い販路を確立している組織力も魅力でしょう。

公式サイト上では各都道府県ごとの買取実績を公開しているので、依頼前に参考にするのがおすすめです。

カンタン20秒!他社の査定額と徹底対抗
ナビクル廃車買取のオリジナル画像
ナビクル廃車買取の概要
運営会社株式会社エイチームライフデザイン
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法WEB・電話・LINE
特長どんな車でも0円以上買取
必要書類確認後原則2営業日以内に振込
URLhttps://haishakaitoru.com/pc/aseodef/default
メリット
  • 名前・電話番号不要で愛車LINE診断ができる
  • どんな車でも0円以上で買取り
  • 重量税と自賠責の還付金は買取額に含まれる
デメリット
  • 口頭合意が契約とみなされるケースがある
  • 買取実績の掲載が少ない
  • 提携の1社と直接商談(主にカーネクスト)

ナビクル廃車買取は、東証プライム上場企業エイチームライフデザインが運営する、業界でも信頼性が高い廃車買取です。

車コラム編集部

中古車一括査定のナビクルと同系列サービスです。廃車買取は一括査定ではないので注意してくださいね。

ナビクル廃車買取最大のメリットは、買取手続きから振込までスピーディーなこと。

車の引き取り完了後は申込者が必要書類を郵送し、事務局が書類不備をチェックしてから2営業日以内に買取金が振り込まれます。

さらに重量税・自賠責の還付金を含んで振り込まれるため、還付金の到着を待つ必要がないのも嬉しいポイント。

中古車一括査定のナビクルについては、以下をご覧ください。

3位:ハイシャル | 査定価格からの減額なし!明瞭でクリーンな営業体制が高評価

ハイシャルのオリジナル画像
ハイシャルの概要
運営会社ユニオンエタニティ株式会社
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法電話・WEB・LINE
特長累計相談数50万件と電話対応満足度98%を超える丁寧な対応
URLhttps://haishall.jp/
メリット
  • どんな車でも0円以上で買取り
  • 引き取り・代行手数料負担0円を約束
  • 最短当日(日・祝相談可)の早い対応
デメリット
  • 引き取り日確定後のキャンセルは違約金が発生
  • 提携店が全国約1,000店とやや少なめ
  • 提携店によって対応力にバラツキがある

契約後や現車確認後の減額を一切行わないと宣言している、安心の廃車買取がハイシャルです。

車両の引き取り手数料や廃車手続き代行料などの負担も一切なく、最短即日引き取り・最短翌日振り込みのスピーディーな対応も魅力的です。

車コラム編集部

電話対応の満足度も非常に高いので初めての問い合わせも安心。ローンが残っている車の手続きも無料で行っています。

シンプルな申込みフォームと電話一本で完結する簡単さ、即決を迫らないクリーンな営業スタイルも高評価を得ている理由です。

さらに本来なら受け取りが後日になる還付金はハイシャルが立て替えてるため、利用者は車両代金と一括で受け取ることができます。

4位:事故車買取のタウ | 業界トップクラスの事故車買取実績!太い輸出販路で高額査定

事故車買取のタウのオリジナル画像
事故車買取のタウの概要
運営会社株式会社タウ
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法電話・出張実車査定・LINE
特長世界125カ国への輸出販路で
どんな車でも価値を見出せる
URLhttps://www.tau-reuse.com/
メリット
  • 世界最大級の自社オークションを運営
  • 廃車買取では珍しい実車査定
  • LINE査定OK・しつこい営業電話なし
デメリット
  • 正式査定と車引き取りは土日対応が難しい
  • 輸出目的のため輸入車には高値が付きにくい
  • 営業拠点が18か所と少なめ

累計取引台数120万台を突破した事故車買取のタウは、世界最大級のオークションや125カ国の輸出先を持つ業過屈指の廃車買取です。

車コラム編集部

もちろん事故車以外の買取も可能。廃車買取では珍しい直営スタッフによる実車査定を行うので価値をしっかりと引き出します。

営業所が18か所と少数ながら全国どこでも無料で出張査定を受けており、成約後のレッカー代や廃車手続きも料金が発生しません。

また、ローンの組み換えサポートなどのフォロー体制も手厚く、24時間365日電話でのトラブル対応を受け付けています。

5位:ソコカラ| どんな車でも1万円以上の査定を約束!JPUC加盟で安心感も

ソコカラのオリジナル画像
ソコカラ
運営会社株式会社はなまる
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法電話・WEB・LINE
特長どんな車でも1万円以上で買取
自社リサイクルカーネットオークションで高額査定
URLhttps://www.hanamaru870.net/
メリット
  • 入金まで最短3営業日でスピーディーな現金化
  • 契約後の減額や再査定がないJPUC加盟で安心
  • どんな車でも1万円以上の買取り保証
デメリット
  • 手続きが不安になるくらい簡単という口コミ
  • 日曜・祝日の査定と車両引き取りができない
  • LINE査定はあくまでも目安

中古車に関する多種多様な販路を確立しているソコカラは、業界では非常に珍しい1万円以上の買取保証を掲げている廃車買取業者です。

車コラム編集部

1998年の創業から自動車買取事業に尽力。2つのリサイクルカーネットオークションと中古自動車販売、輸出事業を展開しています。

車買取業界で問題視されている契約後の減額交渉や車両引き上げ後の入金減額といった、不当な取引を行わないことも宣言しています。

公式サイトでは累計84万台の買取実績から構築したシミュレーションも公開しているので、申込み前に参考にしてみましょう。

6位:車選びドットコムの廃車買取 | 最短10分で査定算出!対応力が高いサービス

車選びドットコムの廃車買取のオリジナル画像
車選びドットコムの廃車買取の概要
運営会社株式会社ファブリカホールディングス
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法電話・WEB
特長営業時間内なら最短10分で買取価格を回答
URLhttps://haisha.kurumaerabi.com/
メリット
  • WEB申込みでも最短10分で査定額を回答
  • 買取進捗をWEB上で確認できる独自システム
  • 土日祝の車両回収も可能
デメリット
  • パーツのみの買取は行っていない
  • 口頭合意が契約とみなされるケースがある
  • 公式サイト上に買取事例が掲載されていない

どんな車でも0円以上の高価買取を掲げる車選びドットコムの廃車買取は、日本全国年中無休で対応する忙しい方に最適のサービスです。

車コラム編集部

廃車買取は日曜・祝日の車両回収ができる業者は少数ですが、車選びドットコムの廃車買取なら可能です。

ホスピタリティ面も優れており、WEB申込み後最短10分で査定結果を回答する高い対応力や、手続き状況をオンラインで確認できるのも安心なポイントです。※8:00~21:30の場合

明朗な価格設定のパーツ取り外し・返送オプションも好評です。

7位:廃車本舗 | お客様満足度No.1の実績!廃車をできる限り中古車価格で買取

廃車本舗のオリジナル画像
廃車本舗の概要
運営会社アイ・エッチ・エム・トレイド株式会社
対応エリア全国
店舗数0店舗
(運営会社の支店は全国5か所)
査定方法電話・WEB・LINE
特長創業24年を超えるノウハウ
人件費を抑えて査定額に還元
URLhttps://haisyahonpo.jp/
メリット
  • 独自の海外販売網で需要ある国へ輸出
  • 口頭契約なしで契約書を交わしての取引
  • 廃車手続きの代行費用が無料
デメリット
  • 電話での問い合わせは平日20時まで
  • WEBも24時間体制の受付ではない
  • 引き取り日確定後のキャンセルは違約金が発生

中古車自動車の買い付けや海外輸出を積極的に行うかたわら、自動車リサイクル・解体工場を自社で運営しているのが廃車本舗です。

独自ルートを複数持つことで中間マージンをカットしつつ運営に伴う人件費も抑えて、魅力的な買取査定を算出することに努めています。

車コラム編集部

もちろんレッカー代や廃車手続きに伴う負担費用もなし。電話応対も気持ちよくて任せて良かったという口コミが目立ちました。

廃車買取でよくある口頭契約は行っておらず、必ず正式な契約書にサインをすることで成約となる安心感があります。

全ての商談で経験豊富な専門スタッフが対応するため、所有者死亡や法人所有車などの複雑な事例も丁寧でわかりやすいサポートを受けられるでしょう。

8位:廃車ドットコム | 全国に50拠点を構えて中間マージンをカット!リサイクルに超特化

廃車ドットコムのオリジナル画像
廃車ドットコムの概要
運営会社株式会社廃車ドットコム
対応エリア沖縄以外
店舗数0店舗
査定方法WEB
特長個人ユーザーからの入庫10万台を突破
業界トップレベルの買取実績
URLhttps://www.hai-sya.com/
メリット
  • どんな車でも値段がつく
  • 中間マージンをカットして高値査定を実現
  • 用品の取り外しオプションがある
デメリット
  • 電話で申し込みができない
  • 口頭合意が契約とみなされるケースがある
  • 見積りの有効期限が短い

全国50か所に廃車工場を持つ廃車ドットコムは、仲介業者を挟まないことで中間マージンを削って査定額に還元する買取が特徴です。

車をリサイクル利用することに特化しており、買取実績は業界トップクラスの10万件を突破した実績を誇ります。

車コラム編集部

廃車工場の他に全国1,000以上の提携業先も確保しているため高値査定するための販路も問題ありません。

ETCなどの用品取り外しオプションもあるため、愛車にレアなアクセサリーを着けている方におすすめの廃車買取でもあります。

9位:廃車王| 全国のリサイクル業者と提携!悪条件の車も効率よく資源化して査定に還元

廃車王のオリジナル画像
廃車王の概要
運営会社株式会社NGP
対応エリア全国
店舗数150店舗
査定方法電話・メール・LINE
持ち込み
特長廃車買取台数業界最大級
国内唯一の経済産業大臣認可の廃車買取
URLhttps://www.haishaou.com/
メリット
  • 全国のリサイクル業者と提携して効率化
  • 成約後のキャンセル料は原則なし
  • 引き取り・代行手数料の負担なし
デメリット
  • 実店舗はあるが全国150店と限定的
  • 土日祝の対応が加盟店によって異なる
  • 中古車再販よりリサイクルに特化した値付け

国内唯一の経済産業大臣認可の廃車買取業者として知名度が高い廃車王では、事故車や不動車などの特にコンディションが悪い車の買取が得意です。

環境配慮型のリサイクルを徹底しているため、全国の加盟店は独自の販路を持つリサイクル業者やパーツ店が多く、SDGsを意識した有効活用が行われています。

車コラム編集部

逆を言えば自走する車やまだ損傷が浅い車は中古車としての商品価値が見込めるため、他サービスとの比較がおすすめです。

損傷が激しい車や他では全く値段が付かなかった車の処分に困ったら、業界歴が長く実績が豊富な廃車王に任せると安心でしょう。

10位:ビッグエイト | どんな車でも5,000円以上で買取!全国の解体業者と協力体制

ビッグエイトのオリジナル画像
ビッグエイトの概要
運営会社株式会社大八商会
対応エリア全国
店舗数0店舗
査定方法電話・WEB・LINE
特長5,000円以上での買取を宣言※軽自動車を除く
明朗な料金体系で強引な営業も無し
URLhttps://www.haisha.info/
メリット
  • 自社でリサイクル工場を保有
  • 電話番号入力なしで査定が可能
  • 全国のリサイクル業者と提携して低コスト化
デメリット
  • 日・祝はお休みで対応していない
  • 国内向けリサイクルがメインで販路が限定的
  • 諸費用は原則無料だが有料だったという人も

丁寧な電話・メール対応に定評があるビッグエイトは、自社リサイクル工場と全国のリサイクル業者・解体業者と提携して低コスト化を図っている廃車買取です。

車コラム編集部

決して大企業というわけではありませんが、気持ちの良い親身な対応に満足の声が寄せられています。

ビックエイトでは、WEB査定の申込でも電話番号の入力が必須ではありません。

これは営業電話を極力減らし、提示した内容に納得した上でお客さんに選んでほしいという自信の表れです。

明朗な査定と営業電話がないスマートさから、「とりあえず申し込んでみよう」と気軽に試しやすいサービスの一つです。

廃車買取を利用するメリット

廃車買取を利用するメリット

廃車買取は一般的な車買取と異なる特徴があり、使い分けることで手間・費用負担の軽減を図ることに役立ちます。

廃車買取はその特性上、中古車としての商品価値が低い車にこそ最適です。

「どんな車でも買い取る」と言われる廃車買取のメリットを理解し、ご自身の車が廃車買取に適しているかを見極めて活用しましょう。

買取店・ディーラー引き取り不可の車も売れる

廃車買取業者が買い取った車は、海外輸出やパーツ取りなど独自販路で活用することに重点を置いています。

一方で、国内向け中古車として売ることが目的の買取店やディーラーでは、商品価値が低い車は買い取らずに廃車費用を請求することのほうが多いでしょう。

廃車買取り業者に任せたい車の特徴
  • 事故車:損傷が激しい車や大きな履修歴がある
  • 故障車:エンジンや足回りに重度の故障がある
  • 不動車:自力で走れない車
  • 水没車:水に浸かった車
  • 低年式車や過走行車:中古車としての価値が低い
  • 車検切れ

以上のように一般的な中古車としての価値が低い車を手放したい人には、廃車買取が最適であると言えます。

廃車手続きを代行してもらえる

多くの廃車買取では面倒な廃車手続きを無料で任せられることが多く、手間も費用も負担を大きく軽減できます。

廃車手続きは普通車・軽自動車によって異なるほか、条件によって工程も必要な書類も異なってややこしいものです。

車コラム編集部

特に永久抹消となると解体後に発行される移動報告番号を取得した上で手続きを行います。これがなかなか手間です。

しかも運輸支局は平日の日中しか利用できないため、お仕事をしている人からすればそれだけで面倒に感じるでしょう。

業者に一任すると必要な書類を準備するだけで良く、手続きを失敗する恐れもほとんどありません。

出張買取で廃車費用がかからない

廃車買取は故障車や不動車の査定・回収に焦点を置いているため、多くの業者が出張査定やレッカーで無料引き取りを提供しています。

さらに、中古車買取店やディーラーで請求されやすい廃車費用も不要で、負担なしで車を処分できる可能性が高いのが最大のメリットでしょう。

車コラム編集部

解体費の相場は1万円前後。運搬費・リサイクル料を合算すれば3~7万円の支払いが必要ですが、廃車買取ならこれらが原則無料です。

また大手廃車買取は全国にネットワークを持っているため、地方でも統一された手厚いフォローや高額査定を受けられることが期待できます。

廃車を少しでも高く買取してもらうコツ

廃車を少しでも高く買取してもらうコツ

廃車買取で少しでも高く買取してもらうためには、複数社との相見積もりや交渉が不可欠です。

また車に残されている価値を無駄にしないためのひと手間を惜しまず注ぎましょう。

少しでも高く買取してもらうためのコツを解説します。

中古車査定を経て廃車買取りへの依頼がおすすめ

自分では廃車にするしかないと思っていた低年式・過走行の車でも、車種や状態によっては中古車買取店で思わぬ高値が付く可能性があります。

先に廃車買取りに依頼していまうと、本来なら中古車の価値がついた車も金属資源や中古パーツ代の値段しか査定されず、損をしてしまうかもしれません。

高値で売れる好機を逃さないためにも、まずは複数の中古車買取店へ査定依頼ができる一括査定サービスを活用すると良いでしょう。

中古車買取店では高値が付かない車だと判明した後に、廃車買取業者に連絡するほうが損することなく車を売ることができます。

複数の業者に相見積もりや査定を依頼する

一口に廃車買取といっても、業者ごとに車両の扱い方や確保している販路が異なるため、査定額には差が出ます。

特に金属資源のリサイクルやパーツごとの再販ルートを確保している業者や、海外輸出ができる業者は、状態が悪い車でも高値が付く傾向にあります。

車コラム編集部

海外では壊れにくい日本車の人気が高く、ディーゼル車や人気車種は低年式でも発展途上国で高値で売れます。

また、自社で整備工場を持つ廃車買取は、低コストで整備をして中古車として国内で販売することもできるでしょう。

このような独自の販路を確立した業者に査定依頼することで、愛車を高く買い取ってくれる可能性を高められます。

少しでも高く車を売りたいなら、複数社の査定を比較した上で売却することがおすすめです。

車検が切れる前に手放す

愛車を廃車にするなら、車検が切れる前に売却するのが断然おすすめです。

車検までの日数が長いほど還付金の金額が増えます。また、公道を自走できればレッカーや陸送が不要となるためです。

車検が切れる前に手放すメリット
  • 車検までの日数が長いほど還付金の金額が増える
  • 公道を自走できればレッカーや陸送が不要

また車検が残っているほうが再販・輸出もしやすく手続きの負担も軽減できるため、業者からプラス評価されるケースが多く見られます。

ただし、わざわざ車検を通してから査定に出す必要はありません。

車検費用の方が高くなって確実に損をしてしまうほか、悪条件の車は車検の有無が査定に影響することがほぼありません。

取り付けパーツやアクセサリーは別売りも検討

車に取り付けたETC車載器や価値あるホイールなどは取り外しをして、廃車買取とは別ルートで売却するのも有効です。

車コラム編集部

一部の廃車買取では有料のパーツ取り外しサービスがあります。取り外しを検討している方は、査定時に申し出てみましょう。

取り外したパーツはフリマアプリやオークションで売ったり、パーツ店に持ち込んで現金化も可能です。

ただし、純正カーナビなど取り外さないほうが良いとされるパーツもあります。

取り外し工賃やマイナス査定、オークションでのニーズや売却する手間も加味して考えなくてはいけないため、査定時に相談してから決めると安心です。

廃車買取でよくあるトラブルと回避策

廃車買取は金銭や行政手続きを含むため、業者選びを失敗するとトラブルの発生リスクが上がってしまいます。

特に買取金額や廃車手続きの行き違いがトラブルの原因になっています。

任せっきりにするのではなく、契約内容の擦り合わせをしっかり行い、問題なく廃車手続きが完了したかを確認をするように心がけましょう。

トラブル①:自動車税や重量税の還付金をもらえない

上記で解説した各種還付金が、車の所有者に返金されないトラブルが見られます。

このトラブルが起こる原因には、還付金を廃車手続きの代行料に充てるといった趣旨で契約していることが考えられます。

車コラム編集部

過去には業者側の怠慢が原因で、手続きが出来ていなかったという事例もありました。

廃車に伴う還付金は所有者本人に戻る仕組みですが、受け取り方は廃車買取業者によって少しずつ異なります。

車検が残っている車は原則として還付金があることを念頭におき、還付金の金額や取扱いをしっかりと説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。

トラブル②:諸経費を後から追加される

口頭契約などで起きやすいトラブルに、無料だと思っていたレッカー代等の諸費用を後から請求されるパターンがあります。

キャンセルを訴えても高額のキャンセル料を請求されるため、泣く泣く車を手放す羽目になるという最悪の事例もありました。

車コラム編集部

筆者の調査では、中古車買取業者より廃車買取業者との口頭契約のトラブルが多い印象です。軽い気持ちで取引を進めるのはよくありません。

たとえば広告等で「諸費用不要」と告知されていても、「無料サービスエリア外」など何らかの理由をつけて費用を請求される恐れがあります。

このようなトラブルを防ぐには、曖昧な返事をしないこと・見積りに含まれるサービスを漏れなく確認することが効果的です。

不安な人は、書面の契約書を提示するようなコンプライアンスを遵守する買取業者を選びましょう。

トラブル③:抹消登録が完了していない

廃車買取業者に一連の手続きを依頼したにもかかわらず、4月に自動車税の納付書が届いて抹消ができていなかったことが発覚するケースがあります。

手続きが完了せず車検証上の所有権が残ってしまった場合、納税義務やトラブル・違反の責任が元の所有者に降りかかります。

もちろん廃車手続きが完了しなければ還付金も受け取ることもできません。

このような事態を避けるためには、登録識別情報通知書(解体届出済証明書)など手続きが完了したことがわかる証明書を早々にもらうように依頼しましょう。

トラブル④:引き渡し後に査定額から大幅減額される

愛車を廃車買取業者に引き渡した後に、あらかじめ提示されていた査定額から大幅に減額されるトラブルがあります。

例えば利用者の落ち度に当たる、損傷の申告漏れやメーター改ざんなどの場合は仕方がありません。

しかし、明確な根拠を示さず「相場が変わった」「内部の状態が想定より悪い」などと難癖をつけるケースや、減額請求はしないと契約書に明記しながら査定を覆す場合は悪質です。

このようなトラブルを起こさないためには以下の方法が有効です。

引き渡し後の減額を防ぐには
  • 車の欠点やコンディションは事前に正確に伝える
  • 契約書や契約に関するメールのやり取りを残しておく
  • 再査定なしや減額なしと明記している業者を選ぶ

引き渡し後に不当な値下げを受けた場合は、消費者センター等でも相談ができます。

しかし解決には時間も手間もかかるため、上記を参考にしてトラブルを避けるための工夫を凝らすことが先決でしょう。

廃車手続きの流れと必要書類

ここでは廃車買取業者に愛車の処分を依頼した場合の買い取りの流れを紹介します。

詳細は買取業者によって異なるものの、大まかな流れはどの業者に依頼しても大きな違いはありません。

廃車手続きの流れ

STEP
無料査定依頼や電話で査定の依頼

写真査定や電話査定で愛車の価値を算出してもらいましょう。

複数社に依頼して相見積もりを取って、値段や条件を比較することがおすすめです。

STEP
買取先を決定し、引き取り日を決める

もっとも良い条件の買取先を決めたら、車両の引き取り日を決めましょう。

このとき、他の業者にははっきりと断りの連絡を入れて、これ以上の営業連絡が入らないようにします。

STEP
引き取り日までに必要書類を準備する

廃車手続きを依頼する際は、車の引き渡し日までに必要書類を準備しておくとスムーズです。

担当者に必要書類を確認しておきましょう。

STEP
車の引き取り

業者がレッカーもしくは専用の陸送車で指定の場所・日時に車の回収に来てくれます。

本人確認完了後、必要書類と車を引き渡します。

STEP
買取金の受け取りと廃車手続き

廃車買取業者から車両の買取金を受け取ります。

買取業者が解体届出・重量税還付申請を最寄りの陸運局で代行して登録抹消となります。

後日、契約者のもとに重量税還付申請書付表が届くので、所定の金融機関の窓口で還付金を受け取るか、口座指定を行って振込にて還付金を受け取りましょう。※都道府県によって受け取り方法が異なる場合があります

廃車手続きで必要な書類

廃車手続きに必要な書類は、普通車か軽自動車かによって異なり、廃車手続きの種類によっても異なります。

なお、ここでの必要な書類とは業者に代行してもらう場合を想定してまとめています。

【本人名義】普通車を永久抹消・一時抹消する場合
  • 車検証
  • 所有者の印鑑登録証明書(発行から3か月以内のもの)
  • ナンバープレート
  • 委任状
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 譲渡証明書

▼車検証の内容から変更が合った場合のみ

  • 戸籍謄本(結婚などで姓が変わった場合)
  • 住民票(引っ越しを1回した場合)
  • 戸籍の附票(発行から3か月以内のもの)
【ディーラーやローン会社名義】普通車を永久抹消・一時抹消する場合
  • 車検証
  • 名義人の印鑑登録証明書(発行から3か月以内のもの)
  • ナンバープレート
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 譲渡証明書(名義人から発行されたもの)
  • 委任状(名義人の実印が押印されたもの)
【本人名義】軽普通車を解体返納・一時使用中止にする場合
  • 車検証
  • ナンバープレート
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 申請依頼書(認印を押印したもの)

▼車検証の内容から変更が合った場合のみ

  • 申請依頼書に旧姓の認印を押印する
【ディーラーやローン会社名義】軽普通車を解体返納・一時使用中にする場合
  • 車検証
  • ナンバープレート
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 申請依頼書(名義人の認印を押印したもの)

必要書類は状況や廃車買取業者によって様式や内容が異なるため、詳しくは依頼する業者に確認しましょう。

またディーラーやローン会社が所有権を持つ車の廃車には委任状や申請依頼書が必要です。

買取業者が手配してくれることもあるので相談すると良いでしょう。

廃車買取でよくある質問

ここでは廃車買取に関するよくある質問をまとめて回答します。

車検切れや事故車でも廃車として引き取ってもらえる?

廃車買い取りでは、車検切れや事故車を含む一般的な買取店では査定が難しい車を問題なく引き取ってもらえます。

むしろ廃車買取り業者は、極端に状態や条件が悪い車の買取りや引き取りを得意としています。

出張査定・回収サービスを無料提供している業者も多く、不動車でも買い取りや廃車の依頼が可能です。

ディーラー下取りで0円と言われた車でも廃車業者なら買取可能?

ディーラーの下取りで査定が0円でも、廃車買取では値段が付く可能性が十分にあります。

廃車買取り業者は中古車としての商品価値がなくても、資源価値や部品価値で値段を付ける仕組みです。

廃車買取り業者の広告でよく目にする「どんな車でも買い取ります」という言葉の理由は、このような仕組みの上に成り立っています。

廃車手続き完了後、還付金はいつもらえますか?

自動車税・重量税の還付金は1~3か月後自賠責保険の未経過分返戻金はご自身で保険会社に連絡してから2週間~1ヵ月後に口座振り込みされます。※ただし管轄の都道府県や保険会社によって異なる

なお、軽自動車の場合は自動車税の還付金はありません。

税種対象還付額
自動車税毎年4月1日時点の所有者に
課税されている自動車税
抹消登録した翌月から年度末(3月)まで
の月割りで計算
重量税車検残期間が1か月以上ある
(抹消登録したとき)
車検残月数に応じて月割り
自賠責保険車検期間が残っている月単位で残り期間分を計算

複数の廃車業者に査定を依頼しても大丈夫?

相場観や最高額で買い取ってくれる業者がわかるため、積極的に複数の業者に相談しましょう。

また価格だけでなくレッカー代や手続き代行料など、他の条件でも比較するのが重要です。

なお、複数の廃車業者で比較する際はタイミングがずれると「在庫状況や鉄スクラップ相場」で金額が変わるので注意してください。

まとめ:廃車買取ならどんな車も回収・手続き込みで0円以上になる可能性大

ここまで廃車買取でおすすめの業者や依頼先の選び方、トラブル事例について解説してきました。

まとめ
  • 廃車買取は中古車買取店やディーラーで値が付かなかった車に最適
  • 自社オークションや海外輸出など販路を確立した業者がおすすめ
  • どんな車でも0円以上で買取ってくれ、無料で回収・手続きを行ってくれる
  • 還付金や査定の根拠を丁寧に説明してくれる業者が安心
  • 廃車向け一括査定サービスはないので、一社ごとに連絡する必要がある

廃車買取では口頭契約が成立しやすく、思わぬトラブルに発展する事例があります。

このようなトラブルを防ぐために曖昧な返答は避けつつ、他社と相見積もりで比較検討することが重要です。

また買取額だけでなく諸費用、還付金の取り扱いなどの対応にも注視しましょう。車はお金を払って処分するものではなく、最後まで有効活用できる大切な財産です。

買取店やディーラーで断られても諦めず、廃車買取へ問い合わせをしてお得に現金化・廃車手続きしましょう。

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神奈川県厚木のクルマ専門店、アールブイフォーワイルドグース株式会社の車コラム編集部です。専門性、正確性が高い記事にこだわり、読者の方にとって新鮮で有益な情報を届けられるように努めています。

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